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HOn2_1/2(1/87)12mmゲージ珊瑚社真鍮製組立キット「ワフ21000」の組立加工



1987年に購入した珊瑚社真鍮製組立キット「ワフ21000」を組み立てました。(1/87、12mmゲージ)
所属するクラブCTCの2014年秋の運転会のお題が「貨車」なので、1/87のワフ21000が作りかけなのを思い出し、組立を再開しました。
残念ながら,仕事の都合で、2014年秋の運転会には参加できませんでしたが、完成に持ち込みました。
(2015年5月5日UP)


キットの部品を並べました。上回り関係だけですが。


まずは、「軸受け」に「軸受け取付板」を半田付け。
クリーム半田を使用。右側のにクリーム半田を塗ってます。
ヤットコで挟んで、バーナーであぶって。
半田付け完了。


車体を組み立てる前に、手すりなどの穴を開けます。
手前の真鍮板や透明プラ板に穴を開けた治具を活用しています。


キットの車輪はスポークタイプで、良いのですが、車軸がプレーン軸なので、
転がりが悪いと考え、車軸をピボットへ加工しました。
軸受けには、モア社のピボット軸受けを挿入。
左手前が加工後、右奥は加工前。


一気に車体が組み上がってきました。手すりもついています。
手すりは、φ0.3mmの洋白線。
貨物室側のテールライトケースは、外径2.4mmの真鍮パイプ。


デッキ床板は水平に注意して、半田付け。板を活用しています。


デッキ部分をくみ上げました。
テールライトには、エコー社No.674の「貨車用テールライト」を使用。
1/80用ですが、小さいので、寸法差は小さく違和感なしと判断。
テールライトケースの裏には配線用のφ0.6の穴を開けています。


そのデッキ部分を半田付け。床板には配線用の溝(幅1mm×深さ0.6mm)を掘っています。


屋根板は幅がやや狭く、キツキツだったので、厚さ0.3mmの真鍮板から作りなおし。
ついでにM1.4ビスで止めて、屋根板を取り外せるようにしました。


床板には、フレームを半田付け。木製の直角治具を活用。


フレームには側柱がでているので、高さ1.7、幅0.8、奥行き1.2mmの真鍮角板を半田付け。
位置決めにはボール紙製の治具を使用。


未塗装完成状態。デッキのステップがまだですが。


下回りにはブレーキ配管をφ0.5mmの真鍮線で。途中にはウイストジャパンの渦巻きチリコシを半田付け。
ブレーキシリンダーがあるのに、ブレーキロッドやブレーキシューが無いのはご愛嬌。


塗装は、室内色から。マッハ社のブルトレ・スカ色クリームを全面に吹き付け。
塗装の支えは、φ2mmの真鍮棒にネジを切って、車体や屋根などのネジ穴にねじ込んでいます。
下回りは、マッハ社の24つや消し黒に、湘南緑やオレンジを少量混ぜた物を吹きつけ。


室内色を塗り終えたら、窓や屋根部・床板部をマスキング。


マッハ社の24G艶あり黒を吹き付け。艶ありとしたのは、デカールが密着するように、との配慮。


ナンバーなどのレタリングは、WAVEの透明デカールにアルプス社のMD5500を使って、白インクで作成。
検査表記がやや大きすぎ。デカール保護のため、マッハ社のつや消しクリヤを吹き付け。
番号の「21478」は、たまたまのぞいた大阪天満の古本屋で購入した、
キネマ旬報社の「蒸気機関車」昭和45年春の号、P92に載っていたものです。
写真は姥捨駅付近を行く、D51重連の貨物列車。所属はその写真通り「東」。
ただし、配備駅は読み取れず、適当に「汐留駅常備」としました。


電装準備。プリント基板にちらつき防止のため、16V1000μFの電解コンデンサーを組込。
貨物室側のLEDはφ3mm、途中に300Ωの抵抗。
室内灯は、角5mmのチップタイプ白色LED。こちらは820Ωの抵抗を直列に。


デッキ側のLEDは1608(1.6mm×0.8mm)のチップタイプにφ0.08mmのポリウレタン線を半田付け。
直列抵抗は680Ωです。
半田面はエポキシ樹脂にて絶縁。テールライトケースにぎりぎりなので、角をヤスリでカット。
電線はケースの穴を通して、デッキ裏側から床板下面へ。
目立たないよう気をつけました。


集電は、絶縁車輪にΦ0.4mmの真鍮線のブラシを当てます。
車軸をピボットにした価値が半減しますが、仕方ありません。


床板上面には、プリント基板との通電用の接点を設けています。


基板を取り付けた様子。床板側から。
デッキ側の床下には、テールライト用の電線が這っています。


貨物室側には、床下側との接点として、φ0.4mmのリン青銅線がでています。
室内灯の白色LEDには、クリヤオレンジを筆塗りしています。


こちらは屋根側から。屋根が取り外せるので、楽です。
大きい1000μFの電解コンデンサーが見えます。


点灯状態を確認してから、電子部品関係に室内色を筆塗りし、目立たなくしました。


ようやく完成。


一部、白色や錆色のパステルで軽くウエザリング。
車体下部には、田宮のエナメル塗料のフラットアースをごく薄く吹きつけ。


電線も目立たずOKです。






デッキ部のテールライトもしっかり点灯しています。



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