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客車の床下関係/車体塗装・完成番外編(乗客人形)

宇島鐵道客車、ロハ1、ハ2(ペーパー製自作,1/48,16.5mm)



宇島鐵道のコッペルBタンクを組み立てましたので、引き続き、牽引される車両として、客車を自作しました。
基本寸法は、国立公文書館の「宇島鐵道工事方法書」、に依ります。
但し、模型化にあたりパーツの寸法に合わせたりしていますので、細かい点の差異はご容赦下さい。
資料は、宇島鉄道研究会様から提供していただきました。
(なお、実車の形式図は国立公文書館にもありません。)

高さ(最高) 9尺6寸 2909.1mm 1/48=60.6mm
幅(最大) 6尺 1818.2mm 1/48=37.9mm
長さ(全長) 25尺 7575.8mm 1/48=157.8mm
ボギー中心 14尺 4242.4mm 1/48=88.4mm
車軸距離 3尺 909.1mm 1/48=18.9mm
車輪直径 1尺6寸 484.8mm 1/48=10.1mm

(2017年2月16日UP)

資料に基づき、模型化図面を作成。



形態的には、同じメーカー製の沼尻鉄道のボハフ等が似ています。
メーカーは、大日本軌道(後の雨宮製作所)。
下の模型は、1/87、珊瑚模型店製。



使用する車輪と台車は、1980年頃に、K氏からいただいた、アサーン製らしきアーチーバー台車とプラ製車輪(車軸は真鍮製)。



組み立てるとこんな感じ。



図面に基づき、台車のボルスターを加工。
厚さ0.5mmの真鍮板から作成。中心に2mmのタップ。



作成したボルスターを床板に半田付けするのは、イモ付けとなります。
位置決めが難しいので、治具を作成。
床板は、厚さ0.5mmの真鍮板の両サイドを折り曲げて作成。



半田付け済み。



続いてデッキ部の工作。
端梁にはリベットを打ち出しておきます。



デッキ部のパーツ。



ステップ部の加工。
蹴込み分のスリット開け。ステンレスの定規をガイドにしています。



穴開け済み。



両サイドを切り欠き。



加工順。



スリットの折り曲げ。






両サイドの折り曲げ。






ステップのできあがり。



端梁の折り曲げ。治具を作っています。



デッキ板と組み合わせ。



端梁をデッキ板に半田付け。



デッキ部とステップの組立。



組立の様子。



半田付け済み。



デッキ部の手すりの工作。
Φ1mmの真鍮線にΦ0.5mmの穴。Φ0.8mmの真鍮線にΦ0.4mmの穴を開けます。
厚さ2mmの真鍮板を加工して、線材に穴を開ける治具とします。
刺さっている真鍮線はΦ0.8mm、ドリルの刃は、0.4mm。



Φ1mmの真鍮線に、Φ0.5mmの穴を2カ所開けました。



デッキの手すりの部品



デッキの手すりを取り付ける部分には取り付け用の穴を開け。



手すりにΦ0.5mmまたは、Φ0.4mmの真鍮線を半田付け(ボルトの表現とデッキへの取付線)。
仮組立中。



手すり上部の洋白板は、左右をつないだまま取り付けています。
手すり上部の支えは高さをボール紙にてチェック・調整。



手すり上部の手で持つ部分は、優雅に曲線を描いています。
(だから組立が面倒で大変。)



手ブレーキ関係。
手ブレーキハンドルの受け。穴は直径1mm。



ブレーキリンク受け。厚さ1.5mmの真鍮板から切りだし。



ブレーキ関係の部品一式、これから組立。



組立完了。



床下のリンク機構。ブレーキロッドの先は途中でカットして模型化。



朝顔形カプラーを作ります。
Oスケール品も市販されていると思いますが、持っていないので、自作。
各パーツを切りだし。厚さ0.5mmの真鍮板から。



半田付け準備。真鍮棒はΦ1mm。



半田付け済み。朝顔形カプラー完成。



端梁に取付。



トラスロッド関係。
ターンバックル部は外径Φ2.4とΦ2mmのパイプ、ロッドは、Φ1.2mm、Φ2.4のパイプには穴を開けています。



クイーンポストは、厚さ0.5mmの真鍮板に、Φ0.3mmの真鍮線を沿わせて半田付け。



トラス棒関係を組み立て



ターンバックルの穴がいい感じ






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