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車輪と6トン積みタ1/8トン積みソ1/塗装・完成
九州鉄道ソ1タイプ石炭列車(真鍮やプラによるフルスクラッチ_1/87_12mm)_車輪と6トン積みタ1
先に作った国鉄8000形に牽かせる貨物列車が欲しくなり、九州といえば底開き式の2軸の石炭車。
セム1・セラ1などは16番(1/80)では模型化・製品化されているし、
鉄道模型趣味誌(TMS)にも平野氏や中村氏の製作記事が載りましたので、
もっと古い九州鉄道の時代の石炭車を作りました。
12mmなので、車輪を調達しなければなりませんが、その昔、上條健一さんから移籍してきた、
アサーン?のベッテンドルフ台車とその車輪があるのを思い出しました。(30台車くらいあり)
車輪はΦ9.6mmで16番(1/80)では、あまり使い道がない状態でした。
(宇島鉄道の客車(On30)には2両分使用)
そうだ!これ用の車輪 16.5mm→12mmに改軌しよう。
車輪はプラ、車軸は真鍮なので、旋盤初心者にも容易に扱えそう。
ということで、車輪の改軌からスタート
(2020年10月11日UP)
基になる図面は、「九州鉄道株式会社車輛図」鉄道史資料保存会編を参照。
他には「鉄輪の轟き」「日本国有鉄道百年写真史」。
車輪の厚さをフランジ側で0.3mm、タイヤ側で0.2mmカット。
車軸は、ミニサーキュラソーで18.2mmにカット。
旋盤にアダプター(簡易コレット)をかまして、車軸端を45°(片側22.5°)に削ります。
コレットチャックや四つ爪チャックを持っていないので、簡易的なもので、対応。
削った車輪と車軸をはめ合わせ。
旋盤のチャックとテールストックに軸抑えと車輪抑えをセットして、少しずつ押し込みます。
バックゲージは、10.6mmとしました。(12mm発足当時のとれいんやRMMODELSに掲載されたもの)
一番左は元の16.5mm。右は改軌済み。
軸箱控はt1mmの真鍮板から作成。
板ばねと軸箱はモデルワーゲン社のパーツを活用し、軸箱控えと接着。
レジンコピーのためシリコン型を準備。
レジンコピーできた。気泡ができやすいところには気泡抜きを設定。
炭槽はt0.3の洋白板にピッチ1.2mmでリベット打ち出し
炭槽の上部に1×1mm(断面の形状は三角形)をハンダ付け。
ワークを押さえているのは、知り合いからもらった歯医者用のもの。
上部のハンダ付けが2両完了
ロート状にハンダ付け
t0.3mmの洋白板を 2.5×1.3mmのアングル状に加工し、リベット打ち出し。
台枠のパーツ。台枠上面と端梁は0.5mmの真鍮板製。
端梁にはリベット打ち出し。
床板にアングル状の側梁をハンダ付け
端梁もハンダ付け
各種パーツが揃った状態
台枠に石炭槽をハンダ付け。台枠と石炭槽の間に木のスペーサーを挟んでます。
リベットを打った側面の補強帯(t0.2mm)をハンダ付け。
石炭槽を支える(あるいは移動防止の)五角形のブロックをハンダ付け。
その後、ブロックの間に補強帯をハンダ付け。
6トン積み石炭車(九州鉄道では、タ1形)生地完成。
ディテーリングとしては、カプラー解放テコと排出開閉テコを取付。
とりあえず2両。(私鉄に譲渡されたとして、自連装備です。)
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