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大之島鉄道国分線(3線12mmデュアルゲージ化、その3)



本社の移転作業が終了したので、国分線の線路保守作業(曲線の曲率不具合解消・ターンテーブルの庫内線とテーブルとの段差解消)・内回り線の12mmとのデュアルゲージ化に取り掛かりました。
2018.03.13


曲線の不具合は、曲率のゲージをプラ板で作って、ゲージに合わないところをこじって修正完了。



ターンテーブルの現状です。赤矢印のところにボール紙が入っていて坂があります。



ターンテーブルの段差は、一旦ターンテーブルを撤去して、ベースのベニア板をノミで彫り込みます。
均一に彫り込むのは大変、適当なところで妥協。



彫り込んでからは、ターンテーブルと庫内線を一致させるためアルミ板の治具を作って、庫内線を取り付けました。



これで、庫内線との段差が解消しました。



内回り線はPC枕木なので、枕木上面に傾斜があり、デュアルゲージ化ため、
その枕木に1本レールを追加するとレールが傾いてしまいます。
それを防ぐには、斜めのパーツを作って、枕木とレールの間に挿入すればよいのですが、
レイアウト全周にはパーツが約700個必要になります。
計算しただけでいやになったので、次善の策を考え、余っているフレキのPC枕木を活用して、
既存の枕木の間に半分に切断したPC枕木を置き、そこにレールを差し込めば、直線はOK。
もちろん実物とはまるで異なりますが、作業優先。
曲線はカントが付いているので、どうしても斜めのパーツが必要になります。
ラフ図を描いてみると、0.7〜1.1mmへとテーパーが付いた形となり、曲線部の枕木1本置きに設置すれば、約160個。
イラストレーターで描いて検討中。緑の変形した四角形がカント用のパーツ。



斜めに削ったアルミ角棒を治具にしてミニサーキュラソーでアクリル板を斜めにカット。



それらを切断中。



制作中、まだ40個程度。これでは足りません。



レールを敷設始めました。



12mmゲージ用のレールには、半分に切ったPC枕木を使用。既設の枕木の2本に1本設置。
自作のトラックゲージを活用して、スパイク中。






曲線部の枕木の間にテーパーの付いた透明アクリル板を敷いて、その上に半分に切断したPC枕木とレール。
接続部は予めレールを曲げています。






1番目の難関、右分岐への対応。
この分岐は、エンドウ社の20本組(R750)金属道床レールの分岐器のフログとポイント部分をバラして使用しています。(コストダウンのため)
なので、フログはダイキャスト製、ポイント部はプレス加工のものをフログとかしめて止めています。
作業工程は12mmのフランジが通るところをヤスリで削る。
12mmのフログ部分を作成、ダイキャストの部分と重なるところは現物あわせ。
フログができるとそこに合わせてリードレールをスパイク。
なお、ガードレールは16番との併用なので、フランジウエイは1.25mmとして、
フログ部分の12mmゲージは、12.2mm程度とやや広めにしています。
ダイキャストのリードレールに12mmの車輪のフランジが通る溝をヤスリで作成。



ダイキャストの形に合わせて削ったフログ部分をこれからスパイク。



フログに合わせてリードレールをスパイク。
ダイキャストの部分やポイントレバーの部分には切りカキをつけています。
ガードレールもスパイク済み。



2番目(最後)は最難関のダブルスリップにもう一本レールを追加。
12mm用のレールを赤ラインで描いてみると、あちこちでクロスしてます。
また、ポイントレールが転換すると12mmのレールにぶつかりそう。



ダブルスリップの右側に一本レールを追加。
既存のレールと新規のレール(赤矢印)のクロス部分は、
12mm用のフランジ部分を掘り下げて対応しています。



12mm用のガードレールもつけました。



真上から見てみます。



ダブルスリップの左側は、NレールとSレールがクロスするので、
ショート防止のため絶縁フログが必要です。



手持ちの厚さ2mmのアクリル板を、プラ板の下駄を履かせたミニサーキュラソーにて溝(段差)を作ります。
(レールの欠き取りに嵌合するため。)



その後、斜めにカットしてフログの菱形形状を作成。



該当するレール部分もヤスリを駆使して削ります。
少しずつしか削れないので、時間がかかります。



絶縁フログは、作り直し。12mmの車輪のフランジが当たる部分を一体で作るため。
2mm厚のアクリル板から作成。
ダブルスリップのレールの欠き取り部分を溝掘り中。



こちらは、12mmのフランジの先端が当たる部分の溝を作成中。
フログの角度に合わせて斜めに削ってます。



切断中



同じく切断中。アクリル板の右にも予備のフログが見えます。



切り欠いたダブルスリップのレールに乗せて、固定作業中。



ダブルスリップの中程にガードレールを設置。
二軸貨車を通過させて、どこにガードが必要かを、現物で確認しながら設置していきます。
ガードレールは厚さ1mmの洋白板。ずれ防止にピンを打ち込んでいます。




16.5mm側の通過と12mm側の通過地点を見極めながらのレール設置作業。
12mmの車輪のフランジ高さ分を削ってます。ピンを打ち込み中。



一番手前は16.5mm用のガードレール。
フランジウエイは1.25mmなので、1.2mmの真鍮板を治具にして設置中。ピンも植え込んでます。
奥の方に転がっているのは、失敗した洋白板の数々。



ガードレールを長くするため、交換用のレールを置いてみました。



ガードレールを長いものに交換済み



中央の12mmのレールは、16.5mmの通過に支障しないように、回転するようにしました。
パイプを埋め込んでいるのでスムースに回転します。



転換したとき、12mmは通過不可。16.5mmはフランジウエイが確保できて通過できます。



定位状態。12mmも通過できます。画面の上方には試行錯誤した残骸が。



ダブルスリップの3線軌道の部分の動作とそこを通過する車両(北丹鉄道キハ101、羽鶴1080)
の動画をyoutubeへUPしました。ご覧ください。
ダブルスリップのレールの欠損部が多い(大きい)ので、車両はガタガタ肩を揺らして通過しています。
あまりスピードが速いと脱線しそうなので、そこそこのスピードで走らせます。


開けないときは、ここをクリック、ダブルスリップの3線軌道の部分の動作とそこを通過する車両


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