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モデルワム製_鹿児島市電1000形の動力をMPへ改造(HOゲージ16番)



モデルワム製の鹿児島市電1000形の走行音が大きいので、エンドウ製MPギヤへ改造するよう依頼されました。
新型の市電(LRT)を巧みに模型化されています。動力は先頭部の台車に一体化して作られています。
前後ともモーターを持った動力台車。すなわち全軸駆動となっています。
モーターからスパーギヤを介して下方のウオームギヤにて2軸を駆動。
MPギヤへの交換は簡単に済むと考えていたのですが、モデルワム社がよく考えて設計されていて、改造しようとするとあちこちで当たりがあり、意外に手間がかかりました。


鹿児島市電1000形。駕籠かき車体の片端
内部の動力。モーターからスパーギヤで下へ
下方の軸のウオームギヤで2軸を駆動
早速分解。真鍮板(厚さ0.8mm)を巧みに加工した内側台車
MPギヤ用の内側台車を0.8mm真鍮板から新製。
元の台車枠は、MPギヤケースが当たるので流用不可
組み立てて見ました。MPギヤの軸距離は17mm。
一方、1000形の軸距離は、20mm。
差はMPギヤの軸を切断し、内径φ2のパイプで延長。
パイプと軸は瞬間接着剤にて固定。
下方から
塗装です。車軸のところにφ2の真鍮棒を挿して保持



組み立ててみます。
ユニバーサルジョイントは、床板に当たるので、当該部分を切り下げ。
ボデーの妻板部分に、ユニバーサルジョイントがぶつかるので、その部分を
切り欠いて、別に0.8mmの真鍮板で補強。
具体的な作業は、1)0.8mm真鍮板で補強板を作成、M1.4のタップ切り。
2)その孔を妻板部分に写し取り。φ1.4孔開け。
3)補強板をM1.4にてネジ止め。
4)妻板の当たる部分を糸のこで切りかき。

モーターは、オリジナルに専用ホルダーを0.8mm真鍮板で作成。
床板のモーター部分に孔を開けて、モーターを落とし込みます。


横から見た状態。右のオリジナルの動力は、ウエイトとして残します。
車輪をウオームホイールなしに取り替えているので、駆動はしません。
電線は未加工。塗装後に配線します。


先の補強部分他を艶消しグレー(マッハの23B)にて筆塗り塗装。
組み立て前です。
一番左のグレーのブロックは、ウエイトです。駕籠かき部が持ち上がらないように。


完成。パンタ側から。


完成。非パンタ側から。


YouTubeの動画は、こちら
http://youtu.be/kbD2e2v-8LA




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