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オユ12(中村精密社プラ製組み立てキット,1/80,16.5mm)



福岡のジャンボ模型店で知り合ったO氏が「オユ12を廃車にするけど、菊地さんいる?」と言われ、当時は車両増備が急務であり、即「もらいます。」と回答し、回送されてきましたのは1979年のことでした。

さすがに廃車だけあって、幌もカプラーも床下器具も取り外されていました。
それらを付ければできあがりです。床下器具の図面も書きました。

でも、そこから37年の眠りにつきました。
床下器具の取付穴を開けるのが、当時はハンドドリルとピンバイスしか持ってなかったので、大変なため工事中断しました。

ようやく、取りかかり、完成しました。

(2016年4月15日UP)

廃車回送状態のオユ12


床下器具の配置の図面。まじめに書いていました。きちんと描くぐらいなら作った方が早いのですが(拡大できます)。


床下器具は、エコー社のホワイトメタルのパーツを利用。
取付板は、厚さ0.8mmの真鍮板です。これは車体がプラ製なので、重量を稼ぐためです。




屋根は、軽量客車の定番の銀色。
洗剤で車体を洗ってから、車体をマスキングして、クレオスの銀色を吹き付けます。
最近のピカピカ光るものより、白っぽいのがよいと思ったので。


手すりがないと寂しいので、オヤ35を作ったときの手すり治具を活用して、穴あけ。
手すりはそのとき沢山曲げて作っていたので、それを活用。
保護棒付きと、保護棒なしの窓ガラスを一部間違っていたので、はずしています。


貫通ドアが無かったので、1・2エンド側は厚さ1.2mmの白色プラ板で、作成。
窓は無いので、ぴったり嵌るように加工するだけでOK。


3・4エンド側(車掌室側)の貫通ドアには窓があるので、厚さ2mmの透明アクリル板を加工。


ぶどう色を塗るため透明アクリル板には窓部分をマスキング。


マッハのぶどう2号を吹き付け塗装して、さらに透明アクリル板の方は、Hゴム部をマスキングして、灰色を吹き付け。


マスキングを取った状態。窓が開いています。(塗ってないだけ)
2mmのアクリル板(窓のある方)は厚いことがわかります。


窓のない方には、「郵便室」のレタリング。


標記関係の細かいレタリングは、MANIXの荷物・郵便車インレタを使用。
スユニ60を作っているときには、これを買っていることに気づかなかったのです。
ごそごそ捜し物をしているときに見つけました。ラッキー


郵便マークは、宮沢社のものをキチンと嵌るように寸法を合わせて使用。


装着状態


インレタを保護するため、半つやクリアでオーバーコートします。
モデラーズのスーパークリアにつや消し剤を混ぜて、吹き付け。
窓はマスキングして、保護。ドアの手すりも別に塗ったものを取付済み。


窓のサッシの銀色を塗るため、周囲をマスキング。
筆できれいに塗れる腕があればマスクする必要は無いのですが、周囲にはみ出しそうなので、手間はかかりますが、マスキングします。


窓の縁もマスキングしています。


サッシの銀色を塗った状態。
ぶどう色に銀色が映えていいですね。
銀色は、ハンブロールの銀(エナメル塗料)を筆塗り。


Hゴムのところ(郵便マークの周り)もマスキングして、田宮エナメルのグレーをカラス口にて塗っていきます。


Hゴムを塗ったところ。銀色やHゴムのメリハリがついて、よい感じです。


窓の保護棒は、プラに陽刻(飛び出ている)されているので、周りをマスキングして、薄緑を筆塗り。
しましたが、マスキングテープをはがすと保護棒のところの色もはがれて、NG。


結局、エナメル塗料で、薄緑を調合して、カラス口で棒のところに色を塗りました。
マスキングもしていないので、幅が不揃いで見苦しいのですが、よし、としました。
気を取り直して、テールライトレンズや幌、デッキドアの保護棒などを取付。


完成。1・2エンド(郵便室)側


3・4エンド(車掌室)側


左が、1・2エンド(郵便室)側


左が、3・4エンド(車掌室)側


妻板。1・2エンド(郵便室)側


妻板。3・4エンド(車掌室)側
ドアの窓が厚い板でできてるようには見えないので、OK。




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