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国鉄コキ10000用台車TR203を作る



国鉄コキ10000用台車TR203
エンドウ製コキ10000を当社のコンテナ特急としてガンガン走らせていました。
ところがある日、ダイカスト製台車のボルスターとの接続部が割れてバラバラになりました。

おそらくシーズンクラックだと思われます。
まずは、割れたところに2mmのタップをたてて、ネジ止めしようと考えました。
しかしながら、エンドウの台車は転がりが悪いので、中止。
次に他社製の台車を捜しました。アダチ製は在庫はあるが、車軸端がプレーンなため転がりが悪いので、ボツ。
KATO製のプラ製TR203は転がりがよく、これならいけると、在庫を捜したのですが、見つかりません。これもダメ。
結局、台車を作ることにしました。
台車のベースは、t0.8真鍮板とモア製メタル。台車枠は、レジンコピー。車輪は余っていた日光製のプレート車軸をピボット軸に加工して充当しました。


壊れたTR203。ボルスターとの接続部が割れてワッシャー部が分離しています。



t0.8真鍮板にケガいて、各穴を開けたところ。



#0の糸鋸で切り抜いたところ。



折り曲げです。垂直を三角定規で確認しています。



鉄の板で押さえながら曲げ中。



片側曲げ済み。



もう片方も同様に折り曲げます。。



折り曲げ済みのTR203。



ずらりと勢揃いしています。



モア製メタルを半田付け。レジンコピーの台車枠を接着。



日光製プレーン軸の車軸をピボットに加工。車軸のみをボール盤に加えて、ヤスリを使ってドリルレースで仕上げてます。



塗装前の状態。空気バネ横のオイルダンパーは真鍮パイプから加工。(一部の台車のみ)



完成したTR203。黒を吹き付けた後、薄いフィールドアースを吹き付けて軽くウエザリング。



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