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国鉄8550形(真鍮製キット加工_1/80_16.5mm)_ボイラー等上回り
国鉄の8550形は、九州鉄道がアメリカのスケネクタディー社から61両も購入した機関車で、九州各地で客貨両用の活躍をしていました。
ムサシノモデルから8550形の完成品の模型が発売された時、九州鉄道時代のロシアンブルーに塗られたモデルを購入しました。
あとで、晩年の空制付きの仕様もいいなあ、と思ったのですが、買いそびれてしまいました。
私の所属するKKC(古典蒸機・軽便・地方私鉄)では、2021年に8550形のパーツセット(エッチング板やロストパーツなどの詰め合わせ)が発売されたので、即購入し、これで空制付きの8550形をものにします。
今回はボイラー他上回りの製作。
(2023年4月23日UP)
パーツセットのエッチング板からボイラー部を切り出し、万力とΦ18mmの丸棒で挟んで端の部分を丸めます。
端が丸まりました。
丸棒にくわえて一気に丸めます。
丸まりました。外形はΦ19mm狙いなので設計値のΦ18mmより大きく継ぎ目に隙間が空いています。
ボイラー径に合わせた治具を作って、ドームの裾を押し当てて修正。
キャブ前面に窓枠をハンダ付け。
キャブのコーナーは45°に削ります。
セロハンテープで仮止めして様子見。キャブ後部の妻板は板厚分(片側0.35mm)カットしています。
ボイラー径を大きくしたので、キャブ前面のボイラーとの篏合部を調整し、キャブ床板も製作。
煙室前板も作り直し、ボルトに見立てた真鍮線用の孔をケガいています。(画面左)
煙室前板にΦ0.3mmの孔開け済み。
Φ0.3mmの真鍮線を埋込済み。
煙室扉と煙室にはまる板とを確認中。
ボイラーにはめて確認。
因みにボイラー径を大きくしたため、煙室のリベットと合わせるため煙室前板のボルトは29本となり、ケガキはXY座標を計算して行いました。
煙室扉が小さいように感じたので、半径で0.5mmほど大きい板を貼り付けて拡大調整。
下回りと組み合わせて確認。
煙室をねじ止めして確認中。
ランボードは左右一体で切り出して整形。キャブ下部の幅は31mm。
ボイラーに仮付けして様子見。キャブとランボードはねじ止め。
バックプレートを製作中。ボイラーとキャブは1.4mmのネジで固定。
バックプレートを2個作成済み。
屋根を曲げて、天窓の位置をケガキ。
屋根の曲げは端を万力に挟んでぎゅっと曲げてから中央部は指で大まかに曲げています。
ランボードの煙室側はボイラーを避けるため曲げた厚さ0.5mmの真鍮板で左右をつないでいます。
ランボードには支えのボルトをΦ0.3mmの真鍮線で表現
キャブブラケットを作成済み。
これは後ほどキャブ下にハンダ付けして上回りと下回りをねじ止め固定する箇所です。
いよいよランボードをボイラーとキャブにハンダ付けしました。
高さ関係を確認中。ムサシノ製のと比較して問題なし。
ウイストジャパンの洗口栓(No.2191)をボイラーにハンダ付け。
エアータンクをΦ8mmの真鍮棒から製作。端部のつばのところを加工中。
バンド部分を切削中。エアータンクはΦ6mm、長さ35mm。
反対側はヤトイにくわえて配管穴とともに加工。
切断はオルファのカッター刃から作った突っ切りを使用。
旋盤で作ったエアータンク本体に、つば部の真鍮パイプをかぶせます。
エアータンクの出来上がり。
ランボードに置いてみました。
安全弁座は高さを縮めます。右は加工前、中央が加工後。
第3動輪上の角型砂箱の作成。厚さ0.5mmの真鍮板を折り曲げています。
これに0.3mmの真鍮板から作ったカバーをかぶせます。
ブロックから作らないのは、ハンダ付け時に熱が回らないようにするため。
砂箱からの配管周り。
砂撒き管などをハンダ付け。
作った砂箱をねじ止め。
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