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JR九州813系電車(真鍮製自作,1/80,16.5mm)その3_屋上機器と床下関係
九州、福岡県に引っ越しして、JR九州の車両を毎日見ています。
885系ソニック、883系ソニック、787系にちりん、781系ハイパー、811系、813系、415系、EF81等です。
そんな中、813系電車は、15分毎に走っていて、上下合わせて、1時間に8本。
特に、813系1100番台がシャトル運転していて、いつも目にしています。
ということで、813系1100番台を作ることにしました。
真鍮板での工作、今回は屋上機器と床下器具関係を作ります。
(2017年10月16日UP)
車体の上(屋上機器)と下(床下器具)の加工に入ります。
雨樋受け、0.3mmの三角形の真鍮板から。
運転室の屋根の雨樋、Φ0.5mm真鍮線。
運転室ドア上の水切りもΦ0.5mmの真鍮線を半田付け後、表面を平らに。
813系は交流電車なので、高圧機器が屋上にあります。
シングルアームパンタ(フクシマ製No1024)、真空遮断機(自作品)、交流避雷器(ニワ製などを仮置きして様子を見ます。
高圧の引き込み碍子は屋根から一段下がっているので、屋根の妻板側の該当部分を切り抜きます。
高圧引き込み部のところが完成。
碍子の根本には、ボルトを埋め込んだベースがあります。
パンタ台の形は天賞堂のパーツのパンタ台とは異なります。
813系のパンタ台はチャンネルに逆凹の切り欠きあり。
3mmのチャンネルにパンタビス用の1.2mmのタップを立てます。
凹の切り込みは、ミニサーキュラソーの刃の上部のみを使うので、チャンネルは木でかさ上げして加工。
それらを切り離してできあがり。
手前、右と左で寸法が違うのは、気のせいではありません。
実車もシングルアームパンタになってからパンタ台の寸法が前後で異なります。
作ったパンタ台を半田付け。パンタを治具代わりにして位置決めしています。
813系は配管が2段になっています。
初めに下段の分をコの字の脚に半田付け。細い線は、Φ0.4mmの真鍮線。
続いて、上段のΦ0.4の配管をさらにコの字の脚を介して半田付け。
下段も半田付けしないように間に紙を挟んでいます。
異径(Φ0.4とΦ1mm用)の線を止める配管止めは、厚さ0.5mmの真鍮板から作ってます。
真空遮断機への配管を取り回します。
細いのは、Φ0.4、太いのは、Φ1mm。
パンタグラフから真空遮断機。真空遮断機から避雷器・引き込み碍子への配管。
長い線は後で切断します。
エアコンのキセは、洋白板から作ってクリヤ仕上げとします。
妻板は、厚さ0.5mmの洋白板。
エアコンキセのカバーは0.2mm洋白板。
Φ20mmぐらいの丸棒で、キセカバー(0.2mm洋白板)を丸めています。
裏には折り曲げ用の罫書きがあります。
バイスに挟んで曲げているところ。曲げるところは予めすじ彫りしています。
パーツが勢揃い。
キセカバーをしっかり押さえる(規制する)治具を使って、妻板を半田付け。
半田付け完了。
キセカバーの下辺は下の方に長めになっているので、後ほどカット。
(折り曲げやすくするため長めにしていました。)
カバーの上にさらにカバーを重ねます。
左は、裏から接着するための、肉抜き穴を開け済み。
右は、エアコンキセを車体に取り付けるときのΦ0.5mmの真鍮線を半田付け中。
真鍮線の位置をきめるための治具を使ってます。
3分割したカバーを接着。右の2個は裏から見ています。
接着するときは、セロテープでしっかり押さえています。
(半田付けでは、半田こての熱により歪みそうなので)
813系のスカートは、左右の2つに分かれていて、前面は下に行くほど前に出て、しゃくれている感じで、左右へは2段に折れて、下すぼまり。
さらに乗務員ステップがサイドに組み込まれていて、複雑です。
展開図は何種類か描きました。ボール紙で試作して、寸法を修正。
0.5mm厚の真鍮板で作ったスカート。左右は一体にしていて、最後に切り離します。
ショーティにつけて、いいかな。右は木で作ったスカートのモックアップ。
0.5mmの真鍮板では、角が丸く甘いので、厚さ0.2mmの洋白板から切りだし。すじ彫りします。
万力に挟んで曲げると、角がきっちり出ました。
取付板に半田付け。
スカートを支える部品と連結器の胴受けを、0.5mmの真鍮板から作成中。
連結器胴受けとスカート支えを半田付け。
前面のとんがり?を1mmの真鍮板で削りだして、左右一体のまま半田付けします。
ベロみたいなのは、半田付けするときの持ち手。
とんがり?を半田付け。
乗務員扉の下のステップ。サイドのスカートに一体にステップが組み込まれています。
ステップは、0.2mm厚さの洋白板をチャンネル状に加工。
中間のステップは別に作って半田付け。
沢山揃ったステップ。
ショーティのスカートにステップを半田付け。
0.2mm洋白板製の方にもステップを半田付け中。胴受けやスカート支えも見えます。
取付完了。スカートの左右をつないでいた梁?もカットしています。
スカートができたので、記念写真。連結器も取付。
クハ813の車端の汚物処理装置はエコー社のホワイトメタルのパーツを使用。
幅は3mm縮めます。
IMON社のISカプラーを使うので、カプラーの切り欠きを作ります。
床下器具関係は、クハのATS車上子がシルエットでよく目立つのでここから作成。
0.5mmの真鍮板に罫書いて穴を開け。
糸ノコで四角に切り抜き。
ミニサーキュラソーで切りだし。
受信部を半田付けして完成。
床下器具取付板につけて見ると、おっ、かっこいい。
因みに2つあるのは何故かよく分かりません。
クハのは、817系を作ったときのレジンコピーの余分を充当して、お気楽に完成。
クハ812
トイレ付きは、クハ813
モハの床下器具は制御機器などあり、大変です。
変圧器や制御装置箱をプラ板から作成。
インバーターは以前817系を作ったときの余分を探し出しました。
でも、銀色のプラ板に網のデカールを貼っただけなので、平板ですね。
そこで、インバーター部を作ります。枠は厚さ0.2mmの洋白板に罫書いて穴開け。
8/0の糸ノコで窓を開けて切り出し。細かいので、目が疲れます。
他に#100の網と0.5mmの洋白板からの側板。
一気に半田付け。
できたインバータの枠。これで少しは立体感が出ました。
インバーター部のカバーとベース。右はそれらの組み合わせ
。
モハ813、左が1エンド。中央にインバータ、その右は主変圧器(プラ板製)。
モハ813の反対側(右が1エンド)。これはモーター動力車なので、中央にEN-22モータが見えます。
ヘッドライト関係は、Φ3mmのLEDを使う予定で、角3mm(内寸)の真鍮パイプを加工して、パイプの前仕切は0.2mmの洋白板を切り抜き。
ライトケース関係のパーツが揃いました。
半田付け完了。
前面下部のライト部分に、洋白の仕切がほんのり見えます。
台車は、エンドウ社製のDT-50。
エアサスのベローズ部分が車体裾にあたるので、ヤスリで小さめに削りました。
前面の幌枠は、上り方(小倉寄り、クハ813)と下り方(中津寄り、クハ812)では形状が異なります。
先ず、両方のを罫書いて、糸ノコ用の下穴開け。
下り方は、t0.2のリン青銅板を2枚、クリーム半田をつけてバーナーで加熱して貼り合わせ。
内側と外側をくり抜き。
エコーのホワイトメタルの幌に接着。
上り方の幌枠。t1.2mmのプラ板に小さな四角い穴を6ヶ所糸ノコで開けました。
実物の幌枠の穴から銀色の棒がのぞいているのを再現したくて。
幌枠の裏にスリット入れるため、刃の出具合を調整するための木の下駄を履かせたところ。
スリットを入れる位置は左の白いプラガイドで規制。
スリット加工中
手前が裏面にスリット加工済み。奥は表面。
角を丸くして、裏板を0.5mmのプラ板で作成。
幌に手すりをつけるため、糸ノコでスリットを入れています。
木と真鍮製の治具で位置と角度を確定。
Φ0.3mmの手すりを瞬間接着剤で固定。先の治具を活用。
上り方の幌枠のできあがり。
先頭の連結器には、エンドウ製の電気連結器付密着連結器(電連付密連)を使います。
しかしながら、これは、電連部分が1段しかありません。そこで、2段に加工。
上は、エンドウ製のパーツ。
下は、2.5mmの真鍮板から加工した電連部。左側に0.3mmの突き出しピンが斜めに付いています。
左は加工前、右が加工後。これで、電連部が2段になりました。
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