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国鉄8000形大之島鉄道15号機(真鍮製キット加工_1/87_12mm)_ドーム・煙突他・塗装



私が所属するKKC(古典蒸機・軽便・地方私鉄)では、2020年のお題がモーガル( 2-6-0、1Cテンダー)となりました。
国鉄近代機では、8620,C50,C56、ですが、古典機ではたくさんあり迷います。
九州地方で活躍した機関車は、8000,8200,8550といったところで、8550は61両も増備された有名どころ。これは皆さんが模型化されていてパス。
手元には、モデルワーゲン社の「真谷地の8100」(1/87,12mm)の真鍮キットがあります。これを活用。
但し、運転室・煙室・テンダーは作り変えです。
ボイラーも高さが8100形より低くなるので、煙室サドルも改造。
今回は、ドーム・煙突他・塗装。
(2020年5月23日UP)

ドームの加工。エコーのロストパーツを加工します。
(キットの分は形が違うので使いません)
ロストの根元の湯口をカット(裾のところを傷めないよう養生してます)



手前のサンドドームは、エコーの1755スチームドームA
奥側のスチームドームは、エコーの2754スチームドーム(中型機用角型大)



パイプにはめて旋盤にチャックし、穴をあけてからねじ切り



ヤトイを作って先ほどのネジ部にねじ込んで頭頂部をヤスリで丸く加工。



安全弁座
20倍の図を描いて、バイトの送り量を0.05mmピッチで決めて切削。



安全弁座の上部を加工



下部の加工



突っ切りで取付脚を削り出し



スチームドームに取付



煙突の加工。
エコーのロストパーツ(No.2758、中型機用)の中間部をストレートにして、頂部のそろばんのところの形を整え、高さを2mmカットしました。
旋盤で削るときは、煙突の片方を支えるための回転センターを持っていないので、塗料缶のボール(撹拌球)で代用して支えました。
ボール部の油を切らさないよう注意して加工しました。
ボールで支えてテーパーをストレートに加工。



頂部の根元は突っ切りで加工



頂部のそろばんはヤスリで成型。



煙突とドームがつくとそれらしくなってきます。



ランボード関係。
ランボードは0.6oの真鍮板から作成。取付ボルトの穴はΦ0.4mm。
真谷地の8100形のキットは空制タイプなので、ボイラーに空気ダメをつるす大きな角穴が開いています。
これをふさいでそこの下からランボード支えの腕を出します。これらは一体で加工します。
左がランボード。中央下が角穴埋めとランボード支え



ランボード支えをはんだ付け。飛び出ている腕がランボードを支えます。



ランボードとボイラーの間を通る砂撒き管もこの時に加工しておきます。
砂撒き管はキットのロストパーツを加工(2本タイプを1本へ)
砂撒き管をドームに取付。



スチームドームには汽笛、サンドドームには砂撒きレバー。



給水管も曲げて準備(逆止弁はΦ1.6mm、高さ1mm、旋盤で作成)
上から、砂撒き引き棒(Φ0.3mm)
給水管(Φ0.6mm)
通風管(Φ0.26mm)
給水管



ランボードの取付ボルトはΦ0.4mmの真鍮線を埋め込み。



高さは0.3mmで真鍮板の治具で高さを揃えます。



洗口栓はキットのものの周りをヤスリで削りました。(中央手前のものが周りを削ったもの)



ランボードをセロテープで止めて確認



ランボードをはんだ付け。給水管なども取付。







クリーニングホールのパーツ。0.2mmのリン青銅板にリベット打ち出し



左からクリーニングホール2組、シンダー排出管、先輪担いバネ受け、を旋盤で作成



煙室ブレースのベース



煙室ブレースを取付。パーツはキットのものを修正して活用







煙室下部にシンダー排出管(シンダーホッパー)を、フロントデッキに先輪担いバネ受けを、はんだ付け。



ところで、シンデレラ(灰かぶり姫)は名前のエラ(ella)の前にシンダー(cinder)(灰)がついてできた(cinderella)と、
ディズニーの実写版のシンデレラを見て知りました。
家人にこれを話しても、何が面白いの、という感じですが、蒸機の用語と関係があって、一人ほくそえんでいます。

キャブ下には給水管







キャブ内にはインジェクターをバックマンの1Eテンダー(イリー鉄道のJ2)からプラパーツを取り出して活用。



これから難題のハンドレール。煙室戸からボイラー、キャブまで一体につながってます。
まず高さ2.5mmのハンドレールナブの頭を小さく削ります。(宮沢のD50のキットから分捕り)



確認中



煙室戸に高さ2mmのハンドレールナブと標識灯かけをまとめてはんだ付け



ボイラーに仮付けしてΦ0.5mmの洋白線を挿して位置を確認。 キャブの妻板には予め穴をあけているので、そこに合わせます。



煙室戸のハンドレールを煙室側へ曲げます。



それに合わせて、煙室側面にハンドレールナブをはんだ付け。



ボイラー側のハンドレールを煙室部のハンドレールナブに合わせて曲げて取付はんだ付け。煙室とボイラーのところで、ハンドレールが折れ曲がってます。



なお、煙室戸が外れるように、煙室部のハンドレールナブのところで分割できます。
(ハンドレールナブの中央でハンドレールは切れています。)



正面の状態



煙室とボイラーのところで、ハンドレールが折れ曲がってます。







未塗装完成。















車体は、サンポール(塩酸)→クレンザー→中性洗剤で洗浄後、エアーで水滴を吹き飛ばします。
真鍮線などで車体を保持して、マッハのシールプライマー吹付後、つや消し黒を吹付塗装。
日光モデルのつや有り黒につや消し剤を入れています。



石炭を木工ボンドで固めて、ナンバーは15番。エコーのパーツの表面を磨いてクリヤを筆塗り。



機関助手、窓から顔を出すべく一部欠きとり



機関士は腕を曲げてレギュレータハンドルを操作しているところ。
左は製品のまま、右が加工後。この後薄い黒を塗って落ち着かせます。




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