この車を初めて知ったのは、機芸出版社の「陸蒸気からひかりまで」片野正巳、赤井哲朗著、1965年、です。 C54が牽く寝台列車のしんがりにスイロネフ38がつながっていました。戦前のデラックス客車、との説明を見て、将来は当鉄道の社長専用車(インスペクションカー)に導入しようと決めました。 その後、情報が集まると、この車両は一般の人はとても乗れない宮様専用車、ということがわかってきましたが、ともかく将来の社長専用車と決めていますから、ニワや谷川、熊田(これのみ1/87)のキットを集めました。 2006年です、実車が残って展示されているのがわかったのは。 それは、交通科学館に展示されているマロネフ59である、と「客車・好き」いのうえこーいち著、JTB出版に記載されていました。これからはいかにして交通科学館に行くか、と考えようやくその年の6月に実現。 印象、側廊下が極めて狭い。寝台は広く寝るのはOK、昼間寝台に座ると広すぎて居心地悪し。等感じました。いずれにしろ個室内は極めてゆったりして贅沢ですね。 |
展示場 |
妻面 |
1等寝台側 |
2等寝台側 |
2等寝台側 |
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2等寝台側 |
1952年に手ブレーキ復活に伴い増設された車掌室扉 |
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扉上の表示 |
扉上の表示 |
形式表示 |
2等寝台、プルマンタイプ |
上段の舟形寝台、ハシゴもあり |
1等寝台、個室 |
1等寝台、個室 |
1等寝台、個室 |
1等寝台、個室 |
以下は、車両番号の変遷です。いろんな書籍雑誌を見ていると情報が錯誤し、どれがホントかわからなくなり、情報源と共に記載します。a,b,s,・・・が引用文献です。 a:100年の国鉄車両、交友社、1974 b:陸蒸気からひかりまで、機芸出版社、1965 c:お召し列車100年、星山一男著、鉄道図書刊行会、1973 d:レイル'81Autumn、プレスアイゼンバーン、1981 e:鋼製客車形式図集1、鉄道史資料保存会、1985 f:連合軍専用客車形式図集、鉄道史資料保存会、1990 g:鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション10、2006 h:「客車・好き」01、いのうえこーいち著、JTB、2006 j:回想の旅客車下、星晃著、交友社、1985 K:回想の旅客車上、星晃著、交友社、1985 L:RM LIBRARY95 特別職用車、ネコパブリッシング、2007 |
1938:a,e,g 昭和13年 | 1941:a,b,c,e,g 昭和16年 | 1945:c,f,h,k 昭和20年 | 1948:f,k 昭和23年 | 1949:h 昭和24年 | 年代不明:g,j | 1952:g,j 昭和27年 | 1953:g,h,j 昭和28年 | 1955:g,h 昭和30年 | 1960:h 昭和35年 |
マイロネフ37290 | スイロネフ381 | スイロネフ381 軍番号1309 HARTFORD 窓を1つ埋め、シャワー室設置 | ← 軍番号1309 SAN_ANTONIO | スイロネ371 ← ← 手ブレーキ撤去 | ← | 14号御料車 |
マイロネフ37291 | スイロネフ382 | スイロネフ382 軍番号1307 MENPHIS | ← ← ← | スイロネ372 ← ← 手ブレーキ撤去 | ← | ← | マイロネ391 冷房取付 | マロネ581 | スヤ3911 廃車 1975:L | |
マイロネフ37292 | スイロネフ383 | スイロネフ383 軍番号1308 SAN_ANTONIO | ← 軍番号1308 HARTFORD | スイロネ373 ← ← 手ブレーキ撤去 | スヤ481(1950:L) を経て スイロネ373(1952:L) | マイロネフ381 手ブレーキ復活、車掌室開戸設置 | ← | マロネフ591 | 廃車 1961、昭和36年 |